
明日からいよいよはじまります。
きっと刺激的なプロジェクトになるでしょう。
ご協力頂いた、吉田さん、白石さん、Mありがとう。
そして、REIさんよろしくです。
十一 featuring REI Exhibition (hatos normalization)
2010/5/1~5/10
directed by 吉田蚊帳×株式会社北条工務店×TRILLINM
十一。
それはここ奈良町にあった建物の番地です。
その建物は、大正からそこに存在してきました。
しかし建物の老朽化や、人口の高年齢化という奈良町の抱える問題より、立て替える必要がありました。
建物は4月12日から解体され、現在では前半分が解体されている状態です。
施主の吉田蚊帳と作り手の北条工務店は、解体されるがリノベーションやリフォームではない方法で、
奈良町に対して何かの価値観を供給できないかと考えていました。
立て替え期間という時間軸の中で、何かその町に意味のあることがしたかった。
これがプロジェクトのスタートでした。
そこで私たちは2つのことを提案します。
1つは解体中の建物写真を随時アップデートしながら写真展示、稀に見る奈良町の歴史的建造物の解体写真を
展示するということ。
2つめは、建物の仮囲いである「壁」に歴史、記録、記憶、空気感、香りを感じ取って、「そこ」に確かに
建物が存在したことを描いてもらうことです。
工事中の仮囲いを通過する人たちに、ここに確かに存在したモノを感じてほしい。
それは仮囲いではなくインスタレーションになり、奈良町に訪れる人々に何かを感じ取って頂けると考えています。